Farm SASAKI
参考文献

 近所に同じことをやってる人がいないため(もしかしたら探せなかっただけかもしれません。元来自分一人でやりたがる質なので)、参考となるのは本とサイトなのです(冬期湛水不耕起栽培している人が隣村にいましたが、田植え前に一度乾田し、除草剤使ってました。ラウンドアップ無しには冬期湛水不耕起栽培は不可能というのが常識だったようです)。
 私が参考とした文献を記します。まずは生き物の名前を覚えること。次に父親が普段している作業を理論づけること。そして自然に近い環境を田んぼで作るための知識を身につけること。

 特に断りが無い限り、出版社は農文協です。
減農薬のための田の虫図鑑 宇根豊
日高一雅
赤松富仁著
農家の視点から、田んぼの虫を害虫、益虫、ただの虫に分類した図鑑。宝ダニはちょっとグロテスクですね。
田んぼの生きものおもしろ図鑑 湊 秋作編 読み物としても面白いです。この図鑑に載ってない生き物がいるというあたり、田んぼにはホントにたくさんの生き物が住んでいます。
米ヌカを使いこなす 農文協編 米糠はバランスの良い肥料であるし、抑草にも効果的です。でもみんな玄米食に目覚めたら調達できなくなるなぁ。田植え後の米糠散布はポピュラーですが、そんなことして遮光による抑草を考えるより、田植え前に散布してオタマジャクシやイトミミズを増やした方が効果的かも知れません。
米ぬかとことん活用読本 農文協 稲作だけでなく、生活の中で使える米ぬかの活用法を列挙してあります。イトミミズの生態が参考になりました。低温菌→ミジンコ類→イトミミズの循環が大切ですね。要は微生物をいかに増やすかなんです。見えないものを大切にする先人の知恵がある気がします。
除草剤を使わないイネつくり 民間稲作研究所編 文字通り、除草剤を使わないで稲を作る方法を具体的に紹介している。除草ではなく、抑草という考え方。
あなたにもできるイネの診断 農文協編 自分のように知識のない人はおろか、毎年の習慣で稲を作っているベテランにも、基本に立ち返るという意味で必須の読本。写真解説が丁寧。
新しい不耕起イネつくり 岩澤信夫 不耕起栽培の重鎮、岩澤信夫氏による著作。実践書。ラウンドアップによる除草が紹介されているあたり、今の稲作の技術の限界がこのあたりなのだろう。田んぼを一つの小さな生態系として見るのはなかなか難しいと痛感させられる。
田んぼビオトープ入門 養父志乃夫 農業を生業としない、いわば趣味の本ともとれるが、本当においしい米ができるのには調和された自然が必要なのである。そういう意味でとても大切な著作である。各季節ごとの生き物たちの紹介がとても参考になる。でも一人で実践するのは無理だなぁ。消費者が、消費者から当事者になって初めて可能かと思います。
季刊 うかたま 農文協 スローライフをさりげなく提案する季刊誌。内容はさりげないけど冊子づくりには結構気合い入ってます。
おいしいお米の栽培指針 農文協 おいしいお米の条件として、Mg/K 比が高い方が良いという話。
細かいところまで読み切れてませんが、追肥を誤るとおいしくない米になってしまう。
イラスト図解農業のしくみ 日本実業出版社 「現代農業のしくみ」です。今の一般的な農業がどのようにして行われているか分かります。


稲作とは関係ありませんが・・・
誰でもできる手づくりワイン 永田十蔵 いつか作りたいですね。手作りワイン。
木を植えよ! 宮脇 昭
新潮選書
「その土地に潜在する木を植えなければ本物の森にはならない」と、地道に木を植える活動を続ける宮脇先生の一冊。
苗木三〇〇〇万本
いのちの森を生む
宮脇 昭
NHK出版
NHKのドキュメンタリー番組を見て、心打たれました。
自分の周りになんと本物の森が無いことか。
やらなきゃ損する
農家のインターネット産直
富田きよむ インターネットって何?って人でも理解できるレベルに設定してあります。(これを読んでサイト作れるかどうかはまた別の話)
やらなきゃ損する
農家のマーケティング入門
富田きよむ 初心者を対象にした、マーケティング入門書。色々参考になります。
農で起業する! 杉山経昌
築地書館
外資系企業を脱サラし、ブドウの観光農園を経営している。
小さな経営をビジネスモデルに、を提唱している。賛成です。
でも稲作には手を出すなとも言っている。うぅぅ。
農!黄金のスモールビジネス 杉山経昌
築地書館
考え方の転換が必要です。何が本当に必要で、実は不要なことはないのか、じっくり考えること。
HTMLタグ辞典 アンク ホームページビルダーでサイトを作ってますが、やはり一冊こういうのがないと。タグの知識は必須です(FlashやCGIの知識があればなお良しでしょうが、その前にサーバー変えないと)。