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甘 い |
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化学肥料を使っていないため、硝酸態窒素が少ないせいなのか、残留農薬の臭みが残らないせいなのか分かりませんが、一様に「甘い」との評価を頂いております。精米した後の糠をなめてみても、若干甘さを感じます。精米機を新調したら、精米後の米の温度が殆ど変化無しぐらいになりました(米自体に負荷がかかりにくい)ので、それも関係しているかもしれません(米成分の熱変性が少ない?) |
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炊きたての香りが良い |
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臭みがないため、米本来の香りが全面に出ているためと思われます。
玄米を炊くと、トウモロコシを蒸かしたような香ばしい香りが出ます。
とても大変なことですが、稲作で大切なのは何かをすることでなく、見守る、ということなのかも知れません
(冬に水を入れるまでの作業が大変ですが)。 |
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もっちりしている |
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あきたこまち特有の食感と思われます。ササニシキばりの食味の良さの他に、秋田郷土料理のだまこもち、きりたんぽに最適なもちもち感が秋田県民に喜ばれる理由でしょう。
当ファームの米は腰がしっかりしておりますので、弾力性に富み、もちもち感を更に感触よいものにしているようです。 |
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粒が大きい |
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慣行農法で作ったお米は、選米行程で約10%が屑米になります。これには不良交配、いもち病、シラタ米、カメムシ等の被害米、未登熟米、雑草の種などが含まれます。それでも約10俵/10a収穫できます。
当ファームの米は、選米行程で約5%が屑米でしたが、青米は殆ど無く、屑米の殆どが小粒米、シラタ米、カメムシ等の被害米でした。それでも2等米より若干劣るぐらいでしたので、もう一度選米行程を通し、自家消費用にしております(若干カメムシ米が増えます)。これでH20は約7俵/10a、H21は約6俵/10a収穫できました。
屑米が少ないということはそれだけ平均的に粒が大きいということで、噛みごたえがあり、良食味につながります。天日乾燥で登熟が進み、青米が少なくなったのと全体的にサイズが大きくなったのでしょう。深水管理による無効分けつ抑制もうまく行ったのだと思います。
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香りが変化しない |
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多分、時間が経ってもご飯独特の臭いが付きにくいのだと思います。
人工的な資材を投入すれば、稲に吸収された成分がわずかであろうと香りに影響してると思います。これは化学肥料、農薬に限らず、有機肥料と呼ばれる資材についても同様と考えます。結局は人間の都合で使用する訳ですから、米が本来欲しているであろう成分とはかけ離れているんだろうと思います。
当ファームでは無農薬・無施肥(H21は少量の有機質肥料を使用しております)で栽培しており、いわゆる人工的な資材を使用しておりません。冬の間に活性化した低温菌はじめ、たくさんの生き物達がいる田んぼというのは、それだけたくさんの生き物たちが生き死にしているわけで、その死骸・排泄物がゆっくり肥料成分として吸収されていくのだろうと思います。まさに命の循環です。
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